（１３）１回目の転院
自宅に戻った翌日，早速小児専門のC病院へ行きました。小児だけにしては，非常に大きい病院だったので驚いたのが第一印象でした。前の病院では，１歳近くになってから根治手術と言われていましたが，新しいドクターからは，体力もついてきているので１ヵ月後には根治手術できるだろうと言われました。いままでは，手術は避けたいなあという気持ちが強かったのですが,，この時は早く根治手術できればいいなあ，という感想でした。不思議なものです。早く直してやりたい，１回目の手術のときとはまた違った気持ちになっていました。
その後，内祝い等を買ったりする余裕もできて，お世話になった方々にお礼してまわりました。順調に育ち，自宅に戻って２０日目に離乳食を始めました。日記には，非常にまずそうに食べたと書いてあります。しかし，同時に風邪をひいてしまいました。熱も出てしまいました。こういうときが一番気を使います。特に，おなかは大丈夫だろうかということが。
自宅に戻って１ヶ月目，病院に呼ばれ，ドクターから１０日後に根治手術をしましょうと言われた。この時の説明は，手術４日前に入院していろいろ検査をすること，手術は約４時間かかる，手術後は約２ヶ月入院することになるだろう，というようなことでした。
また，手術といえば経済的な面も心配になります。医療費助成制度がいろいろあるようですが，耕太の場合は先天性内臓疾患で育成医療制度の対象になるので，すぐ保険所に行くように言われました。ドクターが書いた手術・入院費用はかなりの額になっていたので，これはとても助かりました。前の病院ではこれは申請せず，一度窓口で払って，後で高額医療費制度と乳幼児医療費助成制度によって戻ってきたのですが，育成医療では病院窓口での支払いが直接免除されたので，大金を準備しなくてよかったからです。
入院を前に，耕太の写真撮影会を行いました。笑顔ばっちり。これで，みんなでがんばれるぞ！でも入院はつらいな。