(36)決断のとき


 いよいよ,決断の日が近づいてきました。耕太の症状に変化は見られません。しかし,まだ今すぐに手術しなければいけないということではないので,手術をする場合は夏休み頃にすることにして,病院へ相談に行くことにしました。小学校に入るまでに,なんとか直してあげたい,それがせめて親ができることか・・・。

 手術・入院ということで,いろいろ聞きたいことがあります。前回の手術とは,場所も方法も年齢も違うので,心配ではあります。主治医に相談したい主なものを以下に示してみます。

●結腸の現在の状態と今後の予想:やはり手術は避けられないのか。
●手術前の検査はどのようなことをするのか。開腹する前に,結腸の切除部分は確定できるか。
●どのような手術法になるのか。結腸のどこを切って,どうつなぐのか。
●前回のときは肛門に鉗子を入れて固定していたが、今回もそうなるのか。そうなると前回のときのように動けないようにベットに固定されるのか。
●手術の時間はどのくらいかかるのか。
●手術後,本人の痛みはどの程度なのか。
●麻酔はどのような方法で行うのか。
●輸血はするのか。
●合併症の心配はないのか。
●膀胱等への影響はないのか。排尿への影響は。
●絶食期間はどのくらいになるのか。食事は,いつ頃からできるのか。
●手術後,便はすぐに出るようになるのか。
●歩けるようになるには,どの程度かかるのか。
●入院期間はどのくらいになるのか,手術前は,手術後は。
●手術後のリハビリは。
●看護体制はどうなっているのか。
●病室はどうなっているのか。
●付き添いはあるのか。面会時間など。
●前の病院では病室に入れなかったが,小さい子ども(次男)は預けたほうがいいのか。
●退院後の通院はどの程度になるのか。
●手術,入院の費用はどのくらいになるのか。
●助成制度はあるのか。
 などなど。

 そして,もっとも心配な点は,精神面のケアについてです。もう,5歳だからなんでもわかってしまいます。ベットへの固定,絶食となると,大人でもつらい。


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