（３４）やっぱり再手術？
そして，２０００年２月（１９９９年もいろいろあったのですが，ここでは省略），ドキドキしながら，久しぶりに肛門からバリウムを入れる造影検査を行いました。もう，転院して３年近くになります｡こんだけ頑張ってきたんだから。耕太も耐えました。泣かずに，頑張りました｡もう，お兄さんです。
ずっと浣腸はしていたのですが，ブジーはしなくてもよくなっており，１年前とそう状況が変わっているとは感じていなかったので，まだ様子をみていけばいいと・・・・・・またまた甘かったのです。主治医からは，「残念ながら結腸は拡張したままで，便も若干残っている。３年経っても結腸が細くならないのはおかしい。また，便がたまりすぎると腸炎を起こす恐れもある，やはり手術をした方がいいと思われる。浣腸して便が出ているうちはいいが，どうするかはあなた方で判断してください。いつでも相談にのる。」というようなことであった。
その時は，手術のことはあまり考えていなかったので，レントゲン写真などを見せてもらいながらの説明のみで，手術するかどうかは返事しないで帰ることとなった。特に妻にはちょっと，ショックが大きかったようだ。その後，しばらくはこのことを考えたくないという状況となった。しかし，逃げるわけにもいかない。やはり，自力で便を出せるように直すのが，せめてもの親のつとめではないか・・・
他の患者さん方の話も聞いてみたいが，ヒルシュのことが分かる人は周りにはいない。とりあえずは自分たちの両親に相談するしかないか。実は，ずっと手術ということは転勤してから言われていたことだったのだが，今回ばかりはちょっと違う，何か違う・・・
耕太は，何も知らず相変わらず浣腸を続けている。最近では，浣腸も日課になって，やらねばならないことと理解しているようである。ただ，始める前には，いろいろと理由をつけて後へのばそうとはするが，やるときは自分で用意するようになっている。親のほうが，いろいろしかってよくないんですが。
幼稚園にもなれて，もうすぐ年中さんになるというのに，どうしよう？？