（１７）毎日病院へ
手術後３日目，手にしていた点滴の針が見えなくなっていた。ナースに聞くと，たぶん，手にはもう点滴しないだろうと言われた。少しずつよくなってきたのかな。翌日には，母親には笑顔を見せないけれど，となりの○○チャンのお母さんには笑顔をみせた。よかった。早く声を出して笑えるようになるといいな。
手術後５日目，鼻に入れられていたチューブがとれていた。少しは楽になったのか，右手の親指を吸っていた。とてもおいしそうに，ちゅっちゅっと。以後，今になるまでこの癖が直らなくなってしまうのですが。そして，術後６日目，肛門のところに入れられていた鉗子がとれました。よかった。やっとミルクが飲めるようになったのです。そして，抱っこもできるようになったんです。よくがんばりました。◎
このころには，だいぶ笑顔をみせるようになり，仰向けに寝た状態で足も上げられるようになってきました。父親があやすと声を出して笑ったとあります（９日目）。母親があやしても全然笑ってくれないのに，どうして？おっぱいあげないからなの，ちょっとさびしい？うそよ！
１２日目，ミルクが足りなくなって飲み終わった後，怒っていた。ミルクの量を増やしてもらいたいな。と思っていたら，次の日から１回１５０ccになり，とても満足そうに飲んでいた。よかったなあ。
妻は病院へ行くのも，バスを乗り継いでいかねばならず，距離の割にかなり時間がかかったようです。面会時間は１時からでしたから，午前中に用事をすませて，昼前には病院へ向かう毎日です。私がいるときは，仕事が終わってから，車で病院へ寄って，面会時間が終了したら，２人で家に戻るという日々が続きました。面会時間が終わるとき，耕太が泣き喚くのがとてもつらかったです。私が出張のとき，１人で車を運転して病院へ行ったようだが，出産前後のゴタゴタで，１年以上運転していなかったので大変怖かったそうだ。病院も近いと言っても隣の市だったので，市内にあれば負担もだいぶ違うのでしょうが，なかなか難しい問題です。