●乳幼児医療費助成制度
乳幼児医療費助成制度は，国の制度ではなく，各都道府県の単独事業として実施しているもので，これからの世界を背負って立つ子どもたちが健やかに育つために，乳幼児にかかる医療費について，保険診療による自己負担額が一定額を超える場合に，その超える額について医療費を助成する制度です。しかし，対象年齢や控除額は県や市町村によって大きく異なっているのが現状です。住んでいるところで違うのは問題ではないでしょうか。早く国の制度にして頂きたいと思います。今住んでいるところは，かなり遅れていて，通院は１歳，入院は２歳までで（現在は年齢がアップしています），おまけに所得制限もあります。最も進んでいる町では，なんと義務教育が終わるまで（中学生まで）助成されているそうです。
子どもがヒルシュスプルング病になってやっとわかってきたことですが，最近の子どもたちの病気には，アトピー性皮膚炎や小児ぜんそく，歯科での口腔内管理など長期の治療を必要とする病気も多いと思います。健康に育てるためにいつでも，どこでも医療費の心配なく医師や歯科医師に相談や治療を受けられる状況にしたい。これがみんなの願いだと思います。お金がかかるのでちょっと様子を見てからでは手遅れになる場合もあると思います。早期に発見して早期に治療するためにも，この制度の充実をすすめ一刻も早く国の制度とするよう要求します。
以下のホームページに本制度の都道府県の現状が掲載されていますのでご覧下さい.。